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上手な騎手が馬に求める優先事項8選 ~馬術調教の8原則~

 

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馬に乗る際に、馬に求めるべき優先事項があるのはご存知でしょうか?

 

ほとんどの方が、馬に乗る時に脚反応がどうだとか、馬の頭頚がどうだなど、そういった表面的な部分に注意は十分にすると思います。

初級クラスの方まではその点を注意していけば全く問題ないと思いますが、今回はそのようなレベルの騎手にそこからもう1ランク上を目指して欲しいと思い、上手に馬に乗る人は馬に求める優先事項8項目を優先度高い順に紹介させていただきます。

この項目は『馬術調教の8原則』といわれており、全国乗馬倶楽部振興協会が定める中級指導者資格取得の講習会でも話されている内容です。

私も実際に受けた時に、騎乗時の優先事項(馬の調教優先事項)がここまでロジカルに定まっていることは知りませんでした。これらを知ってから馬に乗る際の考え方や向き合い方がが変わり、上達のスピードは格段に上がりました。

馬に触れたばかりの方でも知識として持っていると馬への理解が変わるので、頭の片隅に入れておくとプラスになると思いますので、一度目を通していただければと思います。

また、一度では理解し難い所もあると思いますので、実際騎乗した後にもう一度このブログを読むと理解がより深まると思います。

何度も見返せるようにブログという無料コンテンツの形に残しているので、有効活用して頂ければと思います。

 

 

 

 

 

馬術調教の8原則

①ペース(歩調)

②リラックス・サプルネス(緊張の緩和)

③コンタクト(ハミ受け)

④インパルジョン(弾発性)

⑤ストレイトネス(真直性)

⑥レスポンシブネス(透過性)

⑦コレクション(収縮)

⑧レイジング(起楊)

 

 

①ペース(歩調)

歩調とは3種歩様(常歩、速歩、駈歩)における馬の走るスピードやリズムの調和が

とれていることです。

 

・スピードと運動のリズムが一定であること。

・常歩は4節、速歩は2節、駈歩は3節これらのリズムを崩さない事が重要。

・リズムが整いにくい時には、ゆっくりなスピードから始めていくと受け入れやすい。

 

※3種歩様には入りませんが襲歩(ギャロップ)は4節であり、競馬での走り方です。

 

 

②リラックス・サプルネス(緊張の緩和)

緊張の緩和とは馬のすべての筋肉や腱、各関節をほぐし、馬の精神的・肉体的な緊張を取り除く事です。

 

・柔軟運動課目を取り入れる(馬の緊張を抜くためにオススメな運動)

 ○自由常歩(手綱をゆるめ、脚も使わずに馬の思うがままに歩かせる)

 ○軽速歩(馬の背の上で騎手が立つ・座るし反動を抜くことで背をリラックスさせる)

 ○輪乗り(円運動をさせることで、内方姿勢をとりリラックスに繋がる)

※競馬の馬もスタート直前やパドックで、円運動をするのは緊張を取る為でもあります。

 ○斜め横歩(体はまっすぐのまま斜め前に運動させることで、後肢どおしが交差し後躯の筋肉がほぐれる)

 ○前肢旋回(その場で前肢を軸に後躯を回転させる。すべての扶助の集合体なので、前肢旋回が一定の歩調で出来れば良い状態です。)

・リラックスしている馬は3種歩様において手綱を伸ばしても、急がず頭頚を前下方へ伸ばし、一定のリズムとテンポで運動を続けることができる。

・背が柔軟で、騎手の推進が可能。

・呼吸が静か

 

③コンタクト(ハミ受け)

コンタクトとは騎手の拳と馬の口の間に絶えず一定な手綱の張りがあることをいいます。

 

 ・馬は騎手の拳に対して口の抵抗がなく、自らハミを求めにいく。

・馬の唇に軽い唾液が見える(口元の唾液がうっすら白くなることから、『白い口』と呼ばれる)

・ハミを受けている口元が安定している(ハミに抵抗をしたり、嫌がったりすると頭をふって、口元が安定しなくなります)

※ハミ受けとは顎が下がって屈頭していなくても良く、上記の3点が守られることが重要です。

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④インパルジョン(弾発性)

弾発とは馬の後肢の馬体下への踏み込みであり、それが強い推進力となります。(シンプルな表現で歩度を伸ばすということです。)

 

・歩幅の増大が可能。

・半減脚扶助を使うことで、パワーを残したまま速度を落せる。

・馬の動きに正しいリズムとテンポが生じ、馬の背は柔軟かつ弾力的になる。

 

 

⑤ストレイトネス(真直性)

真直性とは馬がまっすぐであることです。馬は人間と同じで生まれつき体のゆがみがあるので、直線上でも曲線上でも前肢の蹄跡と後肢の蹄跡が一致している状態に修正していきます。

 

・真直性が整うと、後躯からの推進がより速やかに前方に伝わりる。

・輪乗りを意図的に大きくしたり、小さくし馬に真直性をつけていく。

・『肩を内へ』 は調教の基礎であり、有効。(長い時間行う必要はありません。)

 

 

⑥レスポンシブネス(透過性)

 透過性とは馬体のいずれの部分にも硬さがなく、馬体の前後左右が全く均等な柔軟性を得ている状態です。

 

・前後左右の運動が均等に実施できる

・透過している馬の状態においては騎手の扶助が後方より前方へ速やかに伝わる(後躯⇒背⇒項⇒口)

 

  

⑦コレクション(収縮)

収縮とは後躯の沈下と後肢 の馬体下(馬のお腹の下)への踏み込みであり、馬は自身の体重と騎手の体重を後肢に受けながらも、その負重力が推進力となりうる状態をいいます。

 

・馬のバランスはより後躯へいき、パワーをためた状態で自分自身でバランスを取れるようになっていく。

・収縮運動課目を利用する

 ○後退(2節のリズムを保ち後ろへ下がる)

 ○反対駈歩(手前が反対の駈歩)

 ○後肢旋回(その場で後肢を軸に馬体を旋回させる)

 ○シンプルチェンジ(駈歩⇒常歩⇒駈歩)

 ○肩を内へ(前進させる際に後躯は真っすぐですが、外方の肩を蹄跡内側に入れ、外方前肢と内方後肢が同一の蹄跡を通る)

 

 

⑧レイジング(起楊)

馬が正しく収縮体制を理解していれば、後躯の沈下が行え、それに伴って前駆の起楊が生まれます。(馬が起きるといいます。)

 

・項は体の中で最頂点になる。

・歩度の変換によって項の位置は変わる。

 

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 以上が馬術調教の8原則となります。

この中で最も重要なのは馬がリラックスしていることです。

特にリラックスも含め①~③は絶対に馬に乗る上で必須の項目になりますので、 まずは①~③に重きをおいて騎乗されると良いと思います。

 

重要なのは難しい・できないと思わない、または言わないことが大事です。

難しくてできないのではなくて、やる前からできないと宣言するからそれを聞いた自分の脳みそさんが、そう判断して見事にできない様に体を動かしてくれるのです。

ですから馬に乗ってある程度年月や経験を積んだ方は、できないのではなくて『馬に乗れるけども、できない部分もある。』と、思った方が成果出やすいと思います。

日本人が中学・高校と6年間も英語を勉強しているのに、しゃべれる人が少ないのと同じ様に思います。

日本人は「I can`t speak English.」と行ってしまいしまがちですが、全くしゃべれないことはなく、少しはしゃべれるけども完璧ではないだけなのです。

乗馬も全く同じ精神でやった方が、各段に上達すると思います。

乗馬のみならず、生活の中でもその精神でチャレンジすることが自分の人生を充実させられるのではないでしょうか?

 

皆様の貴重な人生の時間を使って読んでいただきありがとうございました☆

 

wagian

 

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